• top page
  • みつばちトートができるまで

みつばちトートができるまで

みつばちトートのこと

ミシンの音の主は?

atelier.jpgそれはいつもと違う道を通ったときのことでした。

普段なら気にもとめずに、さっと通り過ぎるところでしたが、「こんなビジネス街でミシンの音なんて」と思い、サッシのドアをのぞき込んだのです。

ミシンの音の主はおじいさんでした。たくさんの布と道具に囲まれ、せっせとミシンを踏んでいます。

お店の中には見たこともない古い木でできたレジスターや、戦後間もなく店を始めたときに撮ったであろう、お店の写真、酒屋さんの前かけ、かつお節屋さんの道具入れ…。ここだけ別の時間が流れているようでした。

職人さんたちが、ひとつひとつ縫い上げたトートバッグ

わたしが最初におじいさんのお店をたずねてから、ずいぶん時間がたちました。試行錯誤をかさねてできた帆布のトートバッグが「みつばちトート」です。みつばちトートは帆布職人のおじいさんや、帆布製品の縫製を生業としている職人さんたちが、ひとつひとつ縫い上げたバッグです。

そして、時が経ち、これまでずっと一緒に仕事をしてきた 職人のおじいさんたちは引退されました。 後を継いでくれるのは、数少なくなった職人さんたちです。 彼らもまた、1人、2人の小さな工房でミシンを踏んでいます。 これからは、職人さんが少しでも長く仕事を続けられるように、 お互い協力していくことが、みつばちトートの役割だと思っています。



さらに個人的にみつばちトートのこと

mitsubachi_cutimage.jpgわたしは「みつばちトート」のことを道具だと思っています。 ファッションでもなくアートでもなく、ツール。使う人に、その使い方がゆだねられるもの。

だから、お届けしたときの未使用の状態が完成形はなく、使う人が初めて手を加えて、使い込んで、完成するものだと思っています。

気負いもいらないし、買い替えがきくし、いつもそこにある、手放せない道具になればいいなあ、と願っています。